風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

ピアノ

最後のレッスンの曲

大人になってピアノを再開してから(中学2年でレッスンにいかなくなり30代で再開した)レッスンに行っていた期間もある。再開してからレッスンではモーツァルト、ベートーベンのソナタ、ツェルニー50番とバッハをやってショパンのエチュードを見てもらい…

リゲティのエチュード

指の骨のヒビが治らないのでピアノが弾けない。そうなるとピアノについて書くことも今ひとつ出てこないのだが、指が治ろうと治るまいと以前の僕は「弾けもしないピアノ譜を買う」趣味があったので暇つぶしにそんな曲の一つであるリゲティのエチュードについ…

ヘンデル・バリエーションのフーガ

ブラームスの通称「ヘンバリ」または「ヘンデル変奏曲」、正しくは「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24」である。指にヒビが入ったおかげでまだピアノが弾けないので作業をしながらYouTubeで音楽を聞いているのだが、たまたまBGMとして以下の動画を…

オラフソンのPR動画

今朝、近くの公園で軽く探鳥した後で整形外科へ。ヒビの入った親指のレントゲンを撮ったところ骨は順調に回復しつつあるとのこと。親指にはまだ腫れは残っていて曲がりも半分程度。指先から指の腹は痺れたままで感覚がないが、細かい神経がダメージを受けて…

自分で下手なピアノを弾く意味

バッハ=ブゾーニの「来たれ、異教徒の救い主よ」の楽譜を久しぶりに引っ張り出して弾いてみた。誠に僭越ながらこの曲はピアニストの演奏を聞くより下手な自分が弾くほうが感動できる。なぜか考えてみると、この曲はコラール前奏曲で注の部分に「The prelude…

校訂版の楽譜はやっぱり良い

ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」の譜読みを始めた。この曲、大昔にロンドンの楽譜屋Boosey&Hawkesで買ったDover版の楽譜で読み始めたのだが、指使いを決めるのがややこしく行き詰まってしまった。思い出すと僕は当時「できるだけ安く(まだ版権が…

難所の音を間違えているとややこしい

相変わらずショパンの舟歌をボチボチと弾いているが、音を弾き漏らしていたことに気づいた。「適当弾き」をしているとこういうことが起こる。レッスンにかけていたら、先生に指摘されるし譜読みだって真剣度が違うから滅多にそういうことは起こらない。以下…

肩の荷が降りた

朝から暗く雨が降り続く陰鬱な一日。家内は朝6時半のバスに乗って遠征に出発。新幹線の中からLINEが入り、東に行くほど天気は回復している感じだが雪が降っている、とのこと。腰は張りだけになったので天気が悪くなければ近場に鳥見に出かけるか、と思った…

鳥の情報屋?

今日でぎっくり腰をやって一週間。痛みはほぼなくなり(昨日は痛みがぶり返していた)夕方になって腰の張りとだるさのみ感じる。相変わらず腰を曲げることには恐怖感はある。夕刻、雨が降りそうな天気だが3000歩ほどゆっくり散歩。 バードウォッチング仲…

舟歌:最近の練習

以前の記事で書いた通り、ショパンの舟歌をさらい直しているのだが、最近の練習の状況についてここに書いておく。 最初やり直しを始めた時は、手も全然動かず譜面もすっかり忘れていて、取り敢えずたどたどしく譜面を読み進め、うまく弾けない箇所に番号を振…

バッハ=ヘス:主よ、人の望みの喜びよ

ピアノを弾くときはこの曲を最初にゆっくりゆっくり弾くことにしている。実際の演奏速度よりずっと遅く、それも小さな音で。自分の普段の行いを悔い改めるとか(苦笑)、手を温めるとかそういう意味ではなく、この曲を弾くことで心が落ち着き、音楽に入り込…

フーガの技法

今朝録画した「クラシック倶楽部」はカザルス弦楽四重奏団の演奏するバッハの「フーガの技法」だった。聴いているうちに自分がいかにこの曲が好きだったのか、思い出がふつふつと湧き上がってきたのでここに書く。 最初にこの曲を聴いたのはグレン・グールド…

モーツァルト ロンドイ短調 K.511

随分昔にこの曲に出会った。モーツァルトのロンドと言えばレッスンでよく取り上げられるニ長調のロンドK.485が有名だけど、このK.511はもっと取り上げられていい名曲だと思っている。出会いは確かベルギー大使館(文化協会?)主催のミニコンサートだったよ…

ピアノリサイタルを聴きに行った。

ザ・シンフォニーホールでのピアノリサイタルに行ってきた。ここに音楽を聴きに来るのは何年ぶりだろうか?懐かしい。 この日はオールショパンプログラム。バラード3番、バラード4番、幻想ポロネーズと僕の好きな曲が含まれていたので楽しみに行ったのだが…

「適当弾き」の指使い問題

ショパンの舟歌(Op.60)をさらい直している。この曲は昔のピアノ仲間がよく弾いていて良い曲と思い随分前に遊び弾きを始めた。遊び弾きというのは「適当弾き」のことである。「適当弾き」というのは(僕の造語だが)、雑に譜面を眺めて気楽に適当に弾く、と…

平均律クラヴィア曲集第1巻第12番

この平均律のヘンレ版の楽譜、確かドイツのデュッセルドルフに出張に行った時に1巻と2巻をまとめて買った。楽譜屋の場所ももう覚えていない(ベルリナー通りの近くだったような記憶が。。)当時は日本の円が強く海外で楽譜を買うと随分割安に買えたので海…

スクリャービン詩曲 Op32-1

僕の趣味の一つがピアノを弾くことなのだけど、ここ10年ぐらいはほぼ弾いておらず自宅のアップライトピアノは単身赴任が終わって東京から帰る時に処分してしまい、今、手元には東京に持っていった電子ピアノのみ。ただ最近時間が出来たのでまたピアノを弾く…