風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

オラフソンのPR動画

今朝、近くの公園で軽く探鳥した後で整形外科へ。ヒビの入った親指のレントゲンを撮ったところ骨は順調に回復しつつあるとのこと。親指にはまだ腫れは残っていて曲がりも半分程度。指先から指の腹は痺れたままで感覚がないが、細かい神経がダメージを受けているのでこれは相当時間がかかると医師の見立て。2週間後にまたX線検査を受ける。

ピアノが弾けないかなぁと舟歌を探ってみるが左の親指で鍵盤を押すと痛みもあるし痺れがあってこういう曲を練習するのはまだ無理と思った。少なくとも痛みと痺れが消えないと。しかし何も弾けないのは残念なので最近気になっている曲のPDF楽譜をダウンロードして譜読みしてみた。バッハ(Stradal編)のBWV528オルガンソナタの第2楽章である。

この曲はYouTubeでたまたま出会ったドイツ・グラモフォンのピアニスト:ヴィキングル・オラフソンのPR動画で出会った。この曲、という以上にこのプロモーション動画がとても素敵にそれに惹き入れられたのだ。どんより曇った荒れ果てた極北の土地でピアノの音が静かに響き、住人たちがかまぼこ型の住居から出てピアノのある場所にゆっくり歩み寄ってくるという動画。音楽と絵がマッチしてとても素敵な動画だ。

youtu.be

親指の不具合も忘れてゆっくり最後まで2回も通して弾いてしまった。オラフソンのように弾くのは至難だが、とても美しい曲だ。