風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

オーストラリアの鳥が覚えられない

オーストラリア遠征の出発が徐々に迫ってきた。見られる可能性がある鳥を少しでも覚えようとしているのだが、これがなかなか難しい。鳥の英名(学名)から和名を調べて図鑑に記入して絵を眺めても全然頭に入ってこない。問題は絵から実際の姿が想像できないことだ。イラスト図鑑は鳥の実物を見てイメージを持った後に識別点を確認したりするのにはいいのだが、全く見たことがない鳥を図鑑の絵からイメージを持つことは難しい。

分布図からどんな鳥が見られるかはある程度はわかるのだが、それが「どの程度の頻度」で見られるか分からないのも問題だ。滅多に目にできない珍鳥を必死になって覚えていっても実用的とは言えない。悩んだ挙げ句、動画サイトで今回行く付近の鳥の動画を探してダウンロードし、それに図鑑で調べた和名を記入することにした。時間がかかるがこれだとイメージは持ちやすい。それにしても僕が知っている日本を含む旧世界の鳥と共通点がほとんどないのにはつくづく驚かされる。

陸の鳥はこれである程度は予習できるが問題は海鳥だ。今回は2日間、船に乗って南太平洋の海鳥を観察しに行く予定だが、南太平洋(オーストラリア沖)の海鳥の動画はどこを探してもない。写真図鑑の写真を見てイメージを作っていくしかないのだろうな。しかし写真図鑑を見てもどの海鳥も非常に似ていて識別できそうな気がしないのだ。ガイドさんがいるのでその場で教えてはくれるだろうが、事前に何もイメージを持っていない状況では(揺れる船の上での瞬間勝負の海鳥観察では)「行ったけど何も残っていない」になりかねないのだ。

とまぁ、大変げに書いたけど、楽しみで行くのだからそんなに肩ひじ張る必要はないのだ。こういうのも楽しみなのである。本音を言えば、笑。


写真はルリオーストラリアムシクイ(フリー素材)。この鳥が見れたらいいのだけどなぁ。